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[ 2011年2月19日 ] 人生意気に感じては…

長らくブログの更新が中断していました。「ナカイのオッチャン、カラテやめたんかなぁ」と多くの皆さんがサイトに訪れなくなったのではないかと思います。

ところが、オッチャンはしぶとく極真会館・姫路飾磨道場の末席にしがみついていたのでした。

さて、先日2月13日(日)、極真会館中村道場主催「第五回播州姫路カップ」が姫路市西延末の手柄山公園内にある兵庫県立武道館で開催されました。

私も、毎年恒例ではありますがスタッフとして会場の設営から後片付け、大会の進行に微力ながら精を出しました。例年の行事となっているので要領は分ってきましたが、選手は緊張のるつぼです。コートで鬼気迫る表情の選手の呼び出しをして少年少女を戦いの場に送るのは、やはりいつもながらに複雑です。

勝負の世界、雌雄を決するせめぎ合いに負けて涙する子、顔面に何回も足の裏をくらわされたり、痛くて涙が出るのをこらえながら必死に向かってゆく子どもたちを目の当たりにしてオッチャンも思わず目が潤んだりしてしまいます。私「よう頑張ったなっ!」選手「うん…」(グスッ)。泣いている子に励ましの言葉をかけながら自分も泣いているのでした。でも、人生逃げてばかりではいけません。私は、困難に立ち向かう勇気と根性を、このカラテでも身につけてほしいと願うのです。

大会も中盤に差し掛かった時、全コートの進行を止めて、師範代の先生方による特別演武が披露されました。先生方は皆さん日頃の研さんを形にして堂々とした立ち居振る舞いでとても雄々しく感じました。私が学んでいる姫路飾磨道場の槙先生も、持ち前の柔軟性を活かした美しさと力強さ(全日本で5位に入った実力!)で観客を魅了する型「最破」と「足技による四方割り」の難しい試割を成功させました。いつもながらに素晴らしかったです。

そして、この度、特に私の胸に響いたのは山田師範代でした。山田師範代は個人的にも交流をもたせて頂いているのですが、とてもシャイで心のきれいな先生です。山田先生は播州姫路カップの呼び物と称されるほどド迫力の試割をされます。それは2枚重ねたコンクリート・ブロックを頭突きで割るという決死の技です。毎年1000人にも上る観客が、その凄まじさにドッと感嘆のどよめきを上げます。今年もその尋常ならざる雰囲気になってきました。静かに精神統一をし、間合いを確かめ、満を持し、おもむろにブロックに突進する山田先生、これはその時の息詰まる瞬間の写真です。

「ゴッ」もの凄い嫌な音がしました。いつもならブロックは真っ二つに折れて床に砕け落ちるのですが、この日はそうではなかったのです。ブロックはそのまま次なる激突に備えるように微動だにせず固定されています。山田先生は間髪いれず(焦りもあってか)即座に二度目のアタックを試みましたが、今度は山田先生の額から鮮血が吹き出しているではありませんか!会場は騒然となりました……。

「人生意気に感じては、成否を誰があげつらう」(人生は損得で動かされるのではなく、意気を感じて(真心によって)動かされるのだ。その行動をして、誰が成否(成功・失敗)を論ずる事が出来るものか!)

このとき、私の心に浮かんだのがこの句です。確か、どこかの政治家の先生が仰っていたのを聞き覚えていたと思うのですが、まさに山田師範代の奮闘ぶりに気持ちが動いた瞬間でした。(後にネットでこの言葉を調べてみたら軍歌の一節だったのでビックリしました)

本来の意味とは少し違うかもしれませんが、一回こっきりで大観衆が見守る中、失敗するかもしれないという恐怖感と、実際に生成の程度にばらつきがあり、強度もまちまちのブロックに対峙するのです。……割れようが割れまいが問題ではありません。その気概(困難に屈しない強い意気)に触れ、私たちの心も共鳴するのです。山田師範代、アッパレでした!

 

第二回播州カップでは中村師範が原石割りを見せて下さいました。河原から取ってきた原石…。中には硬すぎて割れない石もあります。こだわらないことを学びました。演武で怪我をなさった先生もおられます。しかし、み~んなひっくるめて素晴らしいのです。

この度は感動と共に大きな教えを授かったように思います。本当にありがとうございました。


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